モルディブからの寄り道。1泊でスリランカの世界遺産シギリヤ!
スリランカの、数時間の滞在には勿体なさ過ぎるほどのホテルを7:30に出て、世界遺産のシーギリヤロックへ。暑いため、陽が昇りきる前に登り終えるのが王道プランのようです。岩山を登りますが、しっかり舗装された道&階段なので歩きやすかったです。高尾山の一番楽な登山道よりも楽。エスカー無しで、江ノ島をハイキングするよりちょっとキツいくらいですかね。ただ、午前でも気温は35度近くあり、湿度も高い。日差しも強く、滝のように汗が出ました。また、一本道が続くので、混雑する日は時間がかかりそうです。
入山料:1名あたり$30(米ドル)で、結構高いです。スリランカ国民は50スリランカルピー(約30円)で登れるので、価格差がギャグ。笑
「シーギリヤとは」は、ウィキペディアご参照のこと。
シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれている。
これは、岩で創った椅子だよ、とかここに水を溜めていたんだよ、とかガイドさんが色々教えてくれたのですが、連日の疲れで、あまり集中できず、正直早く涼しい場所に避難したかったです。苦笑
当時はここを王宮として使っていたようですが、物資の運搬には不便極まりない場所。今でこそ階段が整備され、歩くのも容易ですが、食料や水を運び込むのも命がけだったでしょうね。
また、突然 現地の方に腕を掴まれ、無理やり階段上るのをサポートされる(実際、腕に手を添えられてるだけで何のサポートにもならなかった)、という事態がありました。「NO」と言っても離してくれなかったので、ガイドさん経由ですぐに離れてもらいましたが、サポートしてもらうと金銭を要求されるそうです。軽いし、強く断れないし、日本人は良いカモなんだろうなあ。物腰やわらかで、にこやかに近寄ってくるし、正直ガリガリで弱そうなので、怖くは無いのですが、複雑です。
興味はあるけど、体力に自信がない。そんな方でも大丈夫なレベルだと思います。人の邪魔にならないように小休憩できるような場所や、日影もそれなりにありますし、頂上まで登らなくても、途中まで..という楽しみ方もできます。スリランカの緑一面の景色を上から見下ろすのも圧巻ですよ。そもそもコロンボの空港から車で4時間半かかるので、なかなかネックですが。
螺旋階段で多少並びましたが、大きな混雑はなく、それなりにしっかり見て(約2時間)で、10時半頃には下山できました。
シーギリヤ登山に必須なもの
- 日焼け止め(日差しが半端ないので絶対!)
- 虫よけ(蚊とコバエが居ました)
- タオル(普段汗かかない人も、絶対かくので必要!)
- 飲料水(入口と出口の怪しい売店でも売っていましたが...)
- スニーカー(サンダルでも登れると思いますが一応)
- トイレットペーパー(トイレの利用は無料だが、紙の備え付け無し)
5世紀後半、1500年以上も昔に、樹海にこんな壮大な城を建築できたなんて建築や測量士の力量たるや。城での生活のための物資の運搬も、当時は足場や手すりなどもちろんなかっただろうから、命がけ。身を守る社としては最適だったのでしょうね。
汗だくで登ったのも良い思い出。サラっと見るだけの観光地よりも思い出深いように思います。ちょっと雑ですが、シーギリヤ旅行記は以上です。